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ぶきっちょなんでも分解屋さん

スキー&スノーボード2004-2005

秀才な人

 学生時代に、僕が通っていた大学ではないが学部を主席で卒業した人と一緒に研究することになった。彼はとても頭の回転が早い人でした。多分彼のことを秀才と呼ぶのでしょう。その彼について書きたいと思います。

 彼の特徴
1. プライドが高い
 主席で卒業したことは、当たり前かのような感じだが、心の奥底の自信につながっているらしく、ちょっとしたことで過敏にプライドが傷つくようだった。僕は、鈍感なのでよくプライドを傷つけ反撃にあっていた。経験上そこで反撃してしまうと、もうただの泥沼状態に陥るのでそんな冒険はしなかった。
 少し思うのだが、実はプライドが高くすぐ傷つき過敏に反応する人は、現象としては自信があまりない人に見える。学歴も良くてルックスも良くそこそこお金持ちのどこに自信が持てないのか理解はできない。

2. 負けず嫌い
 プライドが高いからなのか、とても負けず嫌い。車はいいものに乗ってなくてはいけないとか、給料が高いだの安いだのとか、女がどうのこうのとか。自分に自信がないことで、相手が優れていた場合に、正当な理由をつけて批判したがる傾向があった。努力できる内容であれば、努力して解決するような感じだった。

3. 見えるものが多い
 頭がいいし、人生経験も豊かなので、学部生にこういう風に今後やってったらいいんじゃない等の指南を多くしていた。きっと、普通の学部生なんかより見えるものが多いのだろう。学部生達はかなり影響を受けていたようだった。
 人よりも多く考えることができるためか、見えるものが多い、そのためストレスも多い様子だった。

4. 頭の遅い人と話すのは苦痛
 とりあえず、彼は頭の回転数はとても早い。周波数が二倍程度は余裕であるだろう。そして、一緒に研究している人があまり回転数高くないため、「リアルタイムに話せない」と愚痴をこぼしていた。この意味は、彼の出したアイデアや意見等を即時理解してもらえないため、次にミーティングがあった時等でしか回答を得ることができないのである。しかも、一番辛いのは一回では理解されなかったり、結局回答に納得がいくものでないことが多いようだった。
 普通の人が、普通にリアルタイムに会話するように(語弊があるかもしれないが簡単に言うとレベルの低い会話)、秀才もリアルタイムに会話したいのだろう(レベルの高い会話)。グルメな人と同じ気がした。グルメな人は、とても美味しいものではないと美味しいと感じることができない。

5. 高密度な会話
 他の人に比べ、高密度な会話をするようだ。普通の人が1行で話す内容と、秀才が1行で話す内容は、2倍以上の違いがあった。会話での行間を読む必要があるし、行間に隠れている内容が普通の人よりも多い。
 面白いのは、普通の人と話しをすると、どうやら違うことを考えていることが多い様子だった。もちろん、話の内容は完全に理解しているし、考え事もキチンと行っている様子だった。きっと二人と同時話すことも可能かもしれない(笑)。

6. おせっかい
 色々なことに首をつっこんでいた。理由は、好奇心と向上心からくるようで、自分の周りで起きた内容を把握することにより、好奇心が満たされ、多くの経験が積めると考えていたようだった。
 おせっかいを行っていれば、問題が起きた他の人の人生を垣間見ることができるだろう。どんな問題が起こるか知ることができるし、それに対してその人が出した解決策が有効か見ることもできる。そして、おせっかいを焼き解決策に干渉して自分が最適だと思うことを実施してもらうと、ある意味自分の意見の実験ができるのだろう。
 言動の端々でしかこの内容は語っていなかったので、ここまで打算で動いていたのかは自信がないけど、多分彼の頭の良さからしてこの辺あたりまでの思考はあっただろう。

 色々書いたが、特に問題があるのは、プライドを傷つけたときぐらいで後は、ちょっと金持ちな良い兄さんだった。頭良いから色々教えてくれたし、勉強になりました。


以上
by ma2mura | 2004-08-14 17:57 | 人について
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