学生時代の友人に、自分が自覚なしに嘘をつく人がいる。彼とは、今でも仲が良いがよく念に何度か会っている。話は面白いし飽きない人だ。
彼の嘘をつく時の特徴は以下である。 1. 話が大きくなっていく。 彼と学生時代は良く一緒に行動することが多かった。ある時に、夕食を新しくできた中華の店に行った時に、スープに小さな虫が入っていた。彼は、その事を店員に告げ交換してもらった。別に特にいらだった様子はなかった。しかし、ある時に彼と他の女の子の友達としゃべっている時に彼が、中華のお店の話をしだし、大きなゴキブリがスープに入っていたと話していた。最初は、僕と行った店だとは気がつかなかった。 僕は、小さな虫だと認識したのだが、確かに大きいと言えば大きいかもしれない(僕の記憶では3mm程度)。僕は、小さな虫だと認識したのだが、ゴキブリだったかもしれない。彼は、マスコミのように注目をあつめるため、ものすごい見出しをつけた話をしたいようだった。この段階では、まだ完全な嘘とまではいかないが、聞いた本人には事実とは違った内容が伝わることになるだろう。結局嘘と同じ現象が起きる。 2. 記憶が変更される。 彼の言動を色々考えていると、上で説明した見出しの内容だけが記憶に残るようだ。そのため、上の説明等では時間が経過する度に本当に大きなゴキブリがいたことになってしまう。見出しだけが真実として記憶されて、それをまた話す機会がある場合、嘘の自覚がないため真実のように自信を持って話すようになり、それを聞いた人は真実のように受け取ることになる。 恐ろしい点はもう一つ、記憶に残った見出しがまた話を大きくする現象が起きさらに大きな事実として語られることだ。そして、また大きくなった内容が記憶される。これにより、時間の経過で事実は形をほぼなくしてしまう。 上の二つの現象が常に起こり、彼は自分の嘘に自分自身で騙されることになる。また、彼の場合は極端だったが、大なり小なりあまり嘘をつかない人でもこういった嘘をつくことがあるだろう。社会にでれば、そういった嘘は多数ある。これは、人が生きてく上で必要なことだが、実は会社等での組織でも必要となるのでしょう。技術が営業をできないのは、事実を知りすぎているからという理由が多いと思う。 自覚のない嘘つきと話すときには、これらを考慮し本当のことを知りたい場合は、話を1/5にして大まかな数値を聞きだしたり、具体的に問うことが必要だ。 彼は、基本的にはいい人で嘘以外は特に問題のない友人である(嘘さえ見抜ければ特に問題がない)。 以上
by ma2mura
| 2004-08-12 17:02
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