「不幸を押しつける人」
知り合いに若い頃苦労していたにも関わらず、不幸続きでようやく幸福になれた人がいる。様々な問題を前向きに考え幸福をつかみ取った人だ。 自信になっている 困難な問題を一つずつ前向きに取り組み、逆境をものともせず問題の解決を一人で行ってきたようだ。聞いているだけで大変さが伝わってくる。問題を解決してクリアしていったことが自分への自信につながっているようだった。きっと血がにじみ出るような努力に違いない。 困難な問題 問題も多岐に渡っているようで、仕事・恋愛・家庭・子供等の様々な種類の問題に対して解決の努力を一人で行ってきたようだった。問題は色々あるがどれもが困難で難しく非常に解決には努力の必要のある問題だったようだ。 問題を大きくする とらえ方次第で問題とは大きくしたり小さくしたりすることができるように思う。その人は、大きな問題に取り組んできたと思っていたのもあるし、自分の取り組み方が下手なので問題が大きくなってしまったこともあるだろう。つまりその人が困難な問題を作ってしまった可能性が高いと思う。問題を上手く解決する人は、困難な問題だとも気が付かずこなしてしまう。 一人で 実家の両親や兄弟は、ちょっとしたお坊ちゃまお嬢ちゃまのような感じの人たちでぬくぬくと育っていたため、頼りにすることができなかったようだ。事実か分からないが実家の家族の中で自分だけが、家族の身勝手な理由で苦労する羽目になっていたと感じていたようだ。 因果応報 自分のやっていることは周りが鏡のように反射すると言っていた。だから実家の家族がぬくぬくとやっていれば、それなりの報いが返ってくると言っていた。それは一見正しいことのように思えた。その人は実家の家族が苦労せずにぬくぬくと生活をしているのを嫉んでいるかのように見えた。 不幸の押しつけ そして、その人の心の奥底で「あいつらも同じぐらい苦労しろ」という感情が見え隠れしていた。そしてチャンスが到来する実家の兄弟達に問題が起こったのだ。その時より困難な人生を歩んでいた自分の経験を生かすことができると思ったのだろう。彼らの相談に乗ることになった。そう、その人がやったことは今までの自分が問題を大きくしてきたようにして、実家の人たちの問題も大きくしていくことだった。 ちょっと偽物の問題を解決してきた人が、自分の不幸と同じ目に周りを遭わせようとするように思う。本当に困難な問題を解決してきた人は、なるべく自分と同じ不幸な目にはあわせないように努力すると思う。 以上
by ma2mura
| 2005-04-10 09:37
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